トランプ&マスクが原発事故と原爆被害をネタに日本を侮辱…ダンマリ政府に「抗議すべき」と識者苦言
■「核・原子力は思うほど恐ろしくはない」
不快な冗談にも程があるが、さらに酷いのはここから。からかわれた格好のマスク氏は「そうだな、ヒロシマとナガサキは爆撃されたけど、今では完全な都市に元通りだ」と主張。「基本的に(核・原子力は)皆が思うほど恐ろしくはない」と言い放ったのだ。
マスク氏が自説を開陳する間、トランプ氏は「そりゃ素晴らしい」と相づちを打っていた。原発事故をネタにし、原爆被害を過小評価する男が米国の次期大統領を目指しているのである。
高千穂大教授の五野井郁夫氏(国際政治学)がこう言う。
「日本政府は率先して福島の風評被害の是正に取り組んでいるのだから、原発事故被害に関する根拠なき評価を正す責任があるし、原爆被害の軽視に関しても、きちんと抗議するべきです。マスコミもしかり。岸田首相は『核なき世界』を目指すのであれば、核・原子力に関して国が愚弄されないように是正することが残された宿題でしょう」
良くも悪くも米国の“顔”である2人が原発事故と原爆被害を小バカにしているというのに、TBSによると、岸田首相周辺が総裁選不出馬の可能性を先に米国へ伝えていたという。属国根性も極まれり、だ。
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