五輪アスリートに教員特別免許…文科省の取り組みに怒りと批判の声が上がるワケ

公開日: 更新日:

《愚策極まりない》《そうじゃなくて現職の待遇を良くすることが先だ》

 ニュースが報じられた途端、ネット上で否定的な見方が広がった。文部科学省がオリンピックなどへの出場経験があるアスリートについて教員免許がなくても採用するよう求める取り組みを始めた、などと報じられたためだ。

 同省は高い専門性を持つ外部人材で教員免許がない人に「特別免許状」を出して採用するよう自治体に促していて、盛山正仁文科相(70)は「その舞台に立つだけの経験や努力は児童、生徒や先生にとってもプラスの効果がある」として五輪出場経験のあるアスリートなども対象に広げる方向性に理解を求めている。

 だが、SNS上では批判的な投稿が少なくない。そもそも「免許」は一般に禁止・制限されている行為を行政機関が特定の人に対して許可したり、特別に権利や地位を与えたりすることだ。それが「不要」になるのであれば「免許」自体の仕組みも必要なくなってしまうだろう。極論すれば「何となく運転が上手そうだ」との理由で自動車運転免許を与えるようなものだ。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    田中圭“まさかの二股"永野芽郁の裏切りにショック?…「第2の東出昌大」で払う不倫のツケ

  2. 2

    永野芽郁“二股肉食不倫”の代償は20億円…田中圭を転がすオヤジキラーぶりにスポンサーの反応は?

  3. 3

    永野芽郁「二股不倫」報道で…《江頭で泣いてたとか怖すぎ》の声噴出 以前紹介された趣味はハーレーなどワイルド系

  4. 4

    大阪万博「遠足」堺市の小・中学校8割が辞退の衝撃…無料招待でも安全への懸念広がる

  5. 5

    「クスリのアオキ」は売上高の5割がフード…新規出店に加え地場スーパーのM&Aで規模拡大

  1. 6

    のんが“改名騒動”以来11年ぶり民放ドラマ出演の背景…因縁の前事務所俳優とは共演NG懸念も

  2. 7

    「ダウンタウンDX」終了で消えゆく松本軍団…FUJIWARA藤本敏史は炎上中で"ガヤ芸人"の今後は

  3. 8

    189cmの阿部寛「キャスター」が好発進 日本も男女高身長俳優がドラマを席巻する時代に

  4. 9

    PL学園の選手はなぜ胸に手を当て、なんとつぶやいていたのか…強力打線と強靭メンタルの秘密

  5. 10

    悪質犯罪で逮捕!大商大・冨山監督の素性と大学球界の闇…中古車販売、犬のブリーダー、一口馬主