杉田水脈氏は参院“鞍替え”出馬か? 衆院選辞退でも「差別発言」「裏金事件」の反省ナシ
■高市新党から出馬し、比例当選を果たす狙い!?
《当たり前。というか、本来であればとっくに辞職していておかしくない議員》
《比例でなければ当選していない議員。戦う前に逃亡したという事》
SNS上ではこんな意見が目立つが、その一方で、気になるのは党幹部が出馬辞退の「理由」として明かしていた言葉だ。
「杉田氏が来年の参院選へ立候補する意向を伝えてきた」
これが事実であれば、杉田氏は差別発言や裏金事件を猛省して衆院選の立候補を取りやめるのではなく、2025年夏にも行われる予定の参院選に出たいから、というわけだ。
だが、石破氏ら党執行部は参院の裏金議員についても厳正処分を下す方針を決めており、当然、比例立候補は無理だろう。さらに杉田氏は衆院の比例単独で当選を重ねてきた人物。自身が思うほど参院への鞍替えや国替えは容易ではない。
仮に参院の比例立候補が認められても、さすがに「特定枠」(政党が候補者を優先的に当選させられる仕組み)にならないだろうし、「非拘束名簿式」(名簿にあらかじめ当選順位をつけない)だから確実に当選できるわけでもない。参院選のハードルはかなり高い。