自民裏金議員は半数以上28人が討ち死に…旧安倍派は“大粛清”も「5人衆」は首の皮一枚で4勝1敗

公開日: 更新日:

下村博文氏は「2000万円支給問題」に恨み節

 高木氏を除く「5人衆」が首の皮一枚を残す一方、旧安倍派幹部の下村博文元文科相は開票直後に落選確実が判明。小選挙区制が導入された1996年から9期連続で当選を重ねていたが、吹き荒れる逆風には勝てなかった。「私の不徳の致すところ」と繰り返し、党本部が非公認候補の政党支部に2000万円を支給した問題が報じられたことに「ものすごくマイナスになった」と恨み節を吐いた。

 街頭演説で安倍元首相をしのんでは涙を流していた丸川珠代元五輪相は、夫の大塚拓前衆院議員と夫婦そろって“ただの人”に。「安倍先生のネクタイを締めて選挙戦を戦い抜く」と意気込んでいた高鳥修一前衆院議員もあえなく散った。

  ◇  ◇  ◇

 衆院選の落選が確実となり、無念さをにじませた自民党武田良太元総務相。影響力に陰りがみえる麻生氏に代わり、福岡のドンの座を狙う目算だったが、選挙に落ちればただの人――。関連記事【もっと読む】では詳しく報じている。

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