戒厳令は6時間で解除も…9連休の年末年始で人気渡航先 韓国旅行は行っても大丈夫?
ユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領が3日夜、政治の停滞を理由に44年ぶりに「非常戒厳」の発表をした。約6時間後の4日朝には解除されたが、SNSでは《今週末韓国旅行いく予定だったけど混乱してる可能性もあるし地下鉄ストライキの件もあるからキャンセルした 航空券キャンセル保険かけといてよかった…》《年末の韓国旅行は取りやめです》《戒厳令が解除されたとは言えまだ混乱は続いていると思うから日本人が今旅行で韓国に行っても大丈夫なのかな?》などと韓国旅行を楽しみにしていた人たちからの心配の声が殺到。
今回の年末年始は一般的に9連休となるため、海外旅行の需要も伸びている。特に近距離で旅行代金も抑えられるアジアが人気だ。阪急交通社が24年12月27日から25年1月5日出発の海外旅行、国内旅行の予約状況から、産出した旅行動向によると、海外旅行では韓国が3位に入っている。
ANAやJALなど主要な航空会社は現時点で便の中止や変更を発表していないが……。
「韓国は戦後4回戒厳令を出していますが、今回は44年ぶり。軍事クーデターによる戒厳令は日本は『2.26事件』のみですから、心配になると思います。この1週間は状況が変わる可能性を見ておいた方がいい。ただ、年末年始は大手旅行会社を取材しましたが、国が渡航中止勧告などを出さない限りは、“お客さんの意思に任せる”スタンス。キャンセル料も通常通り発生します。現地のニュースやSNSを確認し、定番の観光スポットを回る分なら旅行は可能です」(旅行ジャーナリスト)