「選択的夫婦別姓」が通常国会の重要テーマに浮上…石破首相が与党・公明党に追い込まれる大誤算!
■都議選と参院選に向け独自色と存在感
「公明は与党側にいながら、実は国民民主党や維新同様、キャスチングボートを握っている状態。公明が賛成しなければ、法案は通らないわけですから。ガタガタになった党を立て直すためにも、自民を揺さぶりつつ、来夏の東京都議選と参院選に向け独自色と存在感を見せる必要がある」(政界関係者)
臨時国会で公明は、政治とカネをめぐる「第三者機関の設置」で国民民主と法案を共同提出して成立させるなど、自民と“別行動”があった。17日夜には、公明と立憲の政調会長同士が会食してもいる。「ウチはいま、全方位外交」と公明関係者は囁く。
別姓導入について、公明は「内閣提出の法案で」としているが、自民が煮え切らない態度を続ければ、世論動向を見て、立憲案の議員立法に乗ったっておかしくない。
石破首相だって就任前は、別姓を「やらない理由がわからない」と言っていた。自民の“金づる”経団連も推進しているし、旧安倍派も弱体化したことだし、党内保守派を説得するしかないんじゃないか。
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公明党は「クリーンな政治」を掲げながら裏金事件に目をつむり、「下駄の雪」の本領を発揮してきたが、ご都合主義にも程がある。関連記事【もっと読む】で詳しく報じている。