「野天湯元 湯快爽快たや」珍しいツインに大興奮。頭も体もポアポアだ~

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「ツインサウナ」でテンションあげあげ

 2重ドアを開けると、露天の「たや洞窟塩サウナ」は白いモヤで前がよく見えない。気をつけて進むと、真ん中でスチーマーがグツグツしている。その横に塩がこんもり。定員約10人のコの字ベンチにどっこいしょ。

 41度。肌に塗った塩が溶けていくのを楽しんでいると、設定温度より熱いような。「毎週水曜・土曜、イベント日には薬草を蒸しています」とスタッフの田中駿佑さん。

 浴場に戻ってビート板を手に「ツインサウナ」のドアを開ける。おっ、これは珍しい。最初の部屋は「低温サウナ」、もう1つは「高温サウナ」でした。アラ還も、テンションあげあげっス。

 まず85度の低温にトライ。ヒノキ造りストレート3段ベンチは定員約15人で上段へ。正面には大型遠赤外線ストーブとサウナストーンこんもりヒーターのダブル熱源っス。ヒーターは30分ごとに6秒ほどオートロウリュされると、ブシャーと蒸気が上がり、快い熱さが気持ちよかぁ。

 12分計で10分汗を流したら、意外と余裕のよっちゃんで高温サウナに移動。ドアを開けた瞬間、ドライな熱さに襲われたぜ。低温室より薄暗く、広い。定員は約22人で95度。遠赤外線ガスストーブのみながら、ゴォオオーと炎が鳴っていて、ウキウキするなぁ。

 スタッフが常時交換するマットが敷かれたヒノキ造りストレート4段ベンチ上段にどっこいしょ。ジワッジワッとした熱さで、壁の木は焦げてますよ。すぐに玉汗が滴り、5分で滝汗状態。試しにストーブ真正面の一番下に座ると、ストーブ前には備長炭が置かれ、輻射熱がダイレクトに刺してきた--。

 恐らく10分ほどで退室し、かけ水して水風呂にザブン。チラーで18度はマジで広い。くぅ~、頭も体もポアポアだ~。

「高温サウナは毎週木曜日に100度、水風呂は15度になります。低温サウナでは毎月第1・第3日曜日にプロ熱波師による熱波ロウリュを開催します」と田中さん。

 3セット楽しむと、あまみうっすら。露天の縁台でホワホワにととのいました。2階の食堂「ねむの季」で漆黒カレー690円、超炭酸角ハイボール490円を注文。まろやかでスパイシーなカレーをツマミに琥珀色の液体を流し込む。ぷ~、タマランチ会長。高コスパ施設は約500台分の駐車場完備です。

 (イラスト・文=太田由紀)

■「野天湯元 湯快爽快たや」
(住)横浜市栄区田谷町146-3
(℡)045.854.2641
(営)10~25時(受け付け終了.24時半)
 年中無休(メンテナンス休みアリ)

【連載】サウナを求め東へ西へ ととのって一杯

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