オズールジャパン 楡木祥子社長(2)中1で米国ホームステイ、高2から英国留学「自分の人生が決まった」
オズールジャパンは、世界的な義肢装具パーツメーカー「オズール」(本社・アイスランド)の日本法人だ。
楡木は母の影響で、英語と深く関わりながら育った。1歳の時、母が自宅で子ども向けの英語教室を始めたため、自然に英語を耳にする環境にあり、自身も母の教室で22年間学んだ。1975年、まだ家族で海外旅行に行くのが珍しい頃に、6歳で米国旅行を体験している。81歳の母は今も現役で、60人の生徒を指導しているそうだ。
中学校は英語に力を入れている茗溪学園(つくば市)に進学する。中1の夏休みには、米国カンザス州で1カ月間のホームステイを体験した。茗溪学園で規律の厳しい寮生活を送っていた楡木は、田園風景の広がる地で、自由でのびのびとした生活を満喫した。
「その時、英語が堪能な人間に絶対なろうと思いました」
米国での生活は楽しく、最後には日本に帰りたくなくて号泣したほどだったという。