パー券“キックバック裏金”疑惑で「5人衆」揃い踏み…SNSでは《安倍派の終わりの始まり》

公開日: 更新日:

「5人衆」がそろい踏みでキックバックの裏金をつくっていたようだ。

 自民党最大派閥の安倍派(清和政策研究会)が政治資金パーティー収入の一部を政治資金収支報告書に記載せず、所属議員にキックバックして裏金化していた疑いのある問題。9日付の朝日新聞は、1000万円超の裏金疑惑が浮上した松野博一官房長官(61)に加え、安倍派座長の塩谷立・元文部科学相(73)、高木毅・党国会対策委員長(67)、世耕弘成・党参院幹事長(61)、萩生田光一・党政調会長(60)、西村康稔経済産業相(61)もそれぞれ、直近5年間で1000万円超~約100万円の裏金のキックバックを派閥から受け、収支報告書に記載していない疑いがある、と報じた。

【写真】この記事の関連写真を見る(12枚)

 疑惑が浮上した名前は、いずれも元安倍派会長の森喜朗元首相(86)が提案した「5人衆」と呼ばれ、派閥を統率する立場にあった議員たちだ。野球チームで言えば、監督、ヘッドコーチ、打撃・守備コーチ、2軍監督といった、チームの陣頭指揮を執るべき首脳陣がそろって“悪事”に手を染めていた疑いがあるということ。SNS上で《安倍派の終わりの始まり》との声が出ているのも当然だろう。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • トピックスのアクセスランキング

  1. 1

    石破首相「トランプ関税」日米交渉へ怪しすぎる本気度…外務省の具申に「アベ案件だろ」と吐き捨て

  2. 2

    公明が自民に提案…物価高対策に「マイナポイント」活用案で国民の怒りに“火に油”

  3. 3

    関税交渉で日本が持参した危険な「お土産」か…米国債追加購入の無間地獄シナリオ

  4. 4

    大阪万博会場の“爆発”リスクはやっぱりヤバい…高濃度メタンガス問題に国や府は安全強調も、識者が疑問符

  5. 5

    立憲で急浮上の経済政策「馬淵案」に“一石三鳥”の可能性 トランプ関税めぐる交渉では日本の武器にも

  1. 6

    大阪万博の目玉 344億円の巨大木造リングはほぼフィンランド産…「日本の森林再生のため」の嘘っぱち

  2. 7

    石破政権vsトランプ関税は早くも「負け戦」確定か…交渉前から“お人よし”でカードを1枚失う

  3. 8

    旧統一教会は本当に解散させられるのか…米政権が「待った」をかける?

  4. 9

    「いきなり!ステーキ」倒産危機から一転…黒字転換&株主優待復活でも“不透明感”漂うナゼ

  5. 10

    農相が備蓄米の追加放出表明も「中小の米屋には回って来ない」…廃業ラッシュで地域の安定供給が滞る恐れ

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  2. 2

    清原果耶ついにスランプ脱出なるか? 坂口健太郎と“TBS火10”で再タッグ、「おかえりモネ」以来の共演に期待

  3. 3

    だから桑田真澄さんは伝説的な存在だった。PL学園の野球部員は授業中に寝るはずなのに…

  4. 4

    PL学園で僕が直面した壮絶すぎる「鉄の掟」…部屋では常に正座で笑顔も禁止、身も心も休まらず

  5. 5

    「ニュース7」畠山衣美アナに既婚者"略奪不倫"報道…NHKはなぜ不倫スキャンダルが多いのか

  1. 6

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  2. 7

    フジ火9「人事の人見」は大ブーメラン?地上波単独初主演Travis Japan松田元太の“黒歴史”になる恐れ

  3. 8

    ドジャース大谷 今季中の投手復帰は「幻」の気配…ブルペン調整が遅々として進まない本当の理由

  4. 9

    打撃絶不調・坂本勇人を「魚雷バット」が救う? 恩師の巨人元打撃コーチが重症度、治療法を指摘

  5. 10

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した