春実施「北陸応援割」で被災地に恩恵は…熊本地震「九州ふっこう割」検証では時期尚早の結論

公開日: 更新日:

 政府が25日にも能登半島地震の被災者支援のため、地域再建を図る「支援パッケージ」を策定する。地震によって落ち込んだ観光需要の喚起策として、宿泊代を補助する「北陸応援割」を盛り込む方針だ。

 北陸割は1人1泊2万円を上限に、旅行代金の50%を補助する仕組み。政府は3月から4月にかけて北陸割を実施し、能登地方を含む石川県のほか、富山、福井、新潟の3県を対象に加えることも検討している。被害が甚大な能登地方については「復興状況を見ながら、より手厚い策を検討する」という。

■被災地に恩恵はあるのか?

 林官房長官はきのうの会見で「北陸地方では通常通りの営業が可能な地域でも、キャンセルが相次ぐ宿泊施設が多数存在しているなど、観光業界が大きな打撃を受けている」と指摘。「観光による人の交流を絶やさないよう、しっかりと支援を行っていく」と意気込んだ。

 石川県の馳知事は「このような時こそ石川に来て欲しい」と訴えていたが、果たして被災地に恩恵があるのかどうか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • トピックスのアクセスランキング

  1. 1

    石破首相「トランプ関税」日米交渉へ怪しすぎる本気度…外務省の具申に「アベ案件だろ」と吐き捨て

  2. 2

    「いきなり!ステーキ」倒産危機から一転…黒字転換&株主優待復活でも“不透明感”漂うナゼ

  3. 3

    農相が備蓄米の追加放出表明も「中小の米屋には回って来ない」…廃業ラッシュで地域の安定供給が滞る恐れ

  4. 4

    大阪万博会場の“爆発”リスクはやっぱりヤバい…高濃度メタンガス問題に国や府は安全強調も、識者が疑問符

  5. 5

    公明が自民に提案…物価高対策に「マイナポイント」活用案で国民の怒りに“火に油”

  1. 6

    大阪万博の目玉 344億円の巨大木造リングはほぼフィンランド産…「日本の森林再生のため」の嘘っぱち

  2. 7

    石破政権vsトランプ関税は早くも「負け戦」確定か…交渉前から“お人よし”でカードを1枚失う

  3. 8

    銀行vs証券のファイアウオール規制緩和は第2幕へ…全銀協会長・半沢淳一氏が意欲

  4. 9

    旧統一教会は本当に解散させられるのか…米政権が「待った」をかける?

  5. 10

    立憲で急浮上の経済政策「馬淵案」に“一石三鳥”の可能性 トランプ関税めぐる交渉では日本の武器にも

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    三浦大知に続き「いきものがかり」もチケット売れないと"告白"…有名アーティストでも厳しい現状

  2. 2

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  3. 3

    サザン桑田佳祐の食道がん闘病秘話と今も語り継がれる「いとしのユウコ」伝説

  4. 4

    松嶋菜々子の“黒歴史”が石橋貴明セクハラ発覚で発掘される不憫…「完全にもらい事故」の二次被害

  5. 5

    NiziU再始動の最大戦略は「ビジュ変」…大幅バージョンアップの“逆輸入”和製K-POPで韓国ブレークなるか?

  1. 6

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  2. 7

    下半身醜聞の川﨑春花に新展開! 突然の復帰発表に《メジャー予選会出場への打算》と痛烈パンチ

  3. 8

    モー娘。「裏アカ」内紛劇でアイドルビジネスの限界露呈か…デジタルネイティブ世代を管理する難しさ

  4. 9

    伸び悩む巨人若手の尻に火をつける“劇薬”の効能…秋広優人は「停滞」、浅野翔吾は「元気なし」

  5. 10

    小松菜奈&見上愛「区別がつかない説」についに終止符!2人の違いは鼻ピアスだった