岸田派から消えた「裏金558万円」…それでも首相は“お咎めナシ”でいいのか?
岸田派は、派閥パーティーの収入「3059万円」を収支報告書に記載していなかったとして、会計責任者が略式起訴され、有罪が確定している。
裏金が発覚した岸田派は、その後、収支報告書を訂正したが、なぜか訂正額を「3059万円」ではなく、「2501万円」としているのだ。差額の「558万円」が宙に浮いた形になっている。
差額の「558万円」はどこに消えたのか。偶然なのか、岸田派が収支報告書を訂正した6日後の1月24日、宏池会(現岸田派)の前会長だった古賀誠・元幹事長が代表を務める政治団体「古賀誠筑後誠山会」が、過去3年分遡って、収入総額が「558万円」多かったと収支報告書を訂正しているのだ。
ここまで金額がピタリと一致するものだろうか。政治ジャーナリストの角谷浩一氏が言う。
「もし、岸田派の裏金3059万円から、古賀誠サイドに558万円が渡っていたとしたら、これまで岸田首相がしてきた説明と大きく食い違ってきます。なぜ、収支報告書の訂正額が3059万円でないのかも含めて、岸田首相は国会で説明すべきです」
疑問をウヤムヤにしたままの幕引きは許されない。