ビズメイツ 鈴木伸明社長(1)就職氷河期の真っただなか 商品先物取引の世界に飛びこむ

公開日: 更新日:

 ビジネス英語特化型のオンライン英会話で急成長を遂げている「ビズメイツ」。陣頭指揮を執っているのが社長の鈴木伸明(47)だ。

 鈴木は横浜出身。父親は高専を卒業して大手電機メーカーに勤めた技術者。母親は専業主婦という典型的なサラリーマン家庭で育った。

「小さい頃は、なにかにずばぬけて優秀というわけではありませんでしたが、なんでもそつなくこなすタイプでした。クラスで1番ではありませんでしたが、成績はいつもオールAで、中学受験も経験しました」

 中学高校は、地元の鎌倉学園、大学は1996年に青山学院の経済学部に入学した。

「大学の授業にはあまり興味が持てずアルバイトざんまいでした。塾講師から居酒屋、オムレツ料理屋、ベルギーワッフル店、スターバックスなど、いろいろとやりました」

 大学の授業を受けるよりも、とにかく本を読み漁ったという。

「本はよく読んでいました。なかでも経済本に興味を持ち、一番印象に残っているのが、マックス・ウェーバーの『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』です。この本を通して、なぜ資本主義がプロテスタントから生まれたのかを学び、日本人独自の価値観や日本人の精神を考えるようになった。それから、ちょうどインターネットが普及しはじめた時期ということもあって、パソコンを購入してネットにも関心を持っていました」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広末涼子が危険運転や看護師暴行に及んだ背景か…交通費5万円ケチった経済状況、鳥羽周作氏と破局説も

  2. 2

    広末涼子容疑者「きもちくしてくれて」不倫騒動から2年弱の逮捕劇…前夫が懸念していた“心が壊れるとき”

  3. 3

    佐藤健は9年越しの“不倫示談”バラされトバッチリ…広末涼子所属事務所の完全否定から一転

  4. 4

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  5. 5

    露呈された韓国芸能界の闇…“兵糧攻め”にあうNewJeansはアカウントを「mhdhh」に変更して徹底抗戦

  1. 6

    大阪万博ハプニング相次ぎ波乱の幕開け…帰宅困難者14万人の阿鼻叫喚、「並ばない」は看板倒れに

  2. 7

    大阪・関西万博“裏の見どころ”を公開!要注意の「激ヤバスポット」5選

  3. 8

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  4. 9

    広末涼子が逮捕以前に映画主演オファーを断っていたワケ

  5. 10

    中居正広氏は元フジテレビ女性アナへの“性暴力”で引退…元TOKIO山口達也氏「何もしないなら帰れ」との違い