吉田茂は姑息な「ハル・ノート」のカラクリを見抜いていた

有田八郎や吉田茂ら外交畑の要人は、軍部に徹底した不信感を持っていた。従って開戦の契機になった「ハル・ノート」についても、軍事の側の訳文に不信感をあらわにしていた。開戦前、軍部はひたすら「アメリカ側から最後通牒が送られてきた」と言って、その内容を明かさない。吉田は駐日大使のグルー…
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