著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

東條英機が予期できなかったルーズベルトの「日本壊滅」

公開日: 更新日:
1945年9月8日、国会議事堂前を進む連合国軍の米水陸両用車。この日、進駐軍の第1陣として米陸軍第8軍の約8000人がジープやトラックで東京に入り代々木練兵場などに幕営した。マッカーサーの日本占領統治に向け、米大使館に星条旗を掲げ入所式を行った(C)共同通信社

 ルーズベルトは真珠湾攻撃を受けた日から、しばらく議会や国民向けの演説、記者会見などでも、「日本の計画的侵略にどれほどの時間がかかろうとも正義の力で全面的勝利まで戦い抜く」と繰り返した。全面的勝利とはどういう意味か。それはこの世界から邪悪な非人間的政権を徹底して破壊し尽くすことで…

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