石原莞爾は「満州事変で沢山の若者を殺してしまった。悪いことをしたのだ」と言った

石原莞爾の秘書でもあり、同志でもあった高木清寿は、石原の家を包むように広がっていた雲が、ゆっくりと空に上がっていくのを、呆然と見つめていた。黒雲は空の雲に吸い取られるように消えていった。「私はこの時に将軍の霊は黒い雲に乗ってこの世から立ち去ったと思いましたよ」と高木は語っていた…
この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。
(残り927文字/全文1,068文字)
【ログインしていただくと記事中の広告が非表示になります】