国民は、たくさんの妖怪たちの「化けの皮」を剥がなければならない
乙武さんにもガッカリだ。ガッツリ小池都知事に応援してもらいながら、無所属という不思議。有名政治家と同姓同名の友人のコメントをそのままで発するセコい戦略。緑のたぬきの小池都知事もいつものように化かしきれなかった。「こんなに(乙武氏が)人気がないと思わなかった」との捨てゼリフは性格がよく出ている。同じく推薦していた国民民主は「政権に対する批判票の十分な受け皿になれなかった」とコメントしたが、そんなもの最初から期待してない。むしろ政権の補完勢力ではないか。
もっと恥ずかしいのは連合の芳野氏だろう。今回東京15区では、立憲が共産党と協力し、共産の2万票が立憲候補に動いた。しかし共産党嫌いの芳野氏はこれに反発して、15区の連合会員は自主投票となった。しかし共産党の票がなければ、2位の須藤元気が当選していたではないか。労働者の味方とは決して言えない自民党寄りの化けの皮が剥がれた。
その他東京15区はカルトな候補者の百鬼夜行、魑魅魍魎の選挙戦だった。ほぼ選挙活動を他陣営の妨害に終始した党もあった。
さて次なる選挙はいつか。それまでに、国民はたくさんの妖怪たちの化けの皮を剥がなければならない。