“広島の論破王”が東京都知事選に殴り込み!小池3選危うし…「カイロ大卒」争点化は確実

公開日: 更新日:

急ピッチ調整中の立憲も手ぐすね

 一方、態度を明らかにしていない小池百合子都知事(71)は17日の定例会見で、石丸氏の参戦について見解を問われ、「いろんな方が手を挙げられるんだろうなあと思う」とニヤニヤしていたが、内心では大慌てのようだ。選挙戦を通じて「カイロ大卒業」という学歴をめぐる詐称疑惑にますます焦点が当たりかねないからだ。小池都知事が特別顧問を務める都民ファーストの会の関係者がこう言う。

「石丸さんは先月、うちの都議のX(旧ツイッター)の投稿にコメントする形で《(学歴詐称疑惑に対して)丁寧に反駁を加えてはどうでしょうか?》《それをしない明確な理由があれば、是非お聞きしてみたいです》と皮肉っていた。この問題を選挙の争点にするつもりだろう。どう『論破』してくるのか……」

 候補者調整を急いでいる立憲も疑惑の争点化を見据えている。

「『文藝春秋』(5月号)で、小池知事の卒業を証明するカイロ大声明の捏造を告発した元側近の小島敏郎氏(都ファ元事務総長)が、立憲の関係者と接触。知事選の戦略について話し合ったとみられています。疑惑をどう追及するか、検討しているようです。参院議員や首長経験者、都議、大学教授が候補に挙がっており、執行部は近日中に絞り込むとみられています」(都政関係者)

 小池3選危うし──。そうならなければウソだ。

■関連キーワード

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 政治のアクセスランキング

  1. 1

    兵庫県パワハラ知事に残った選択肢は「議会解散」のみ…多数派工作で延命図るか?味方は“情報漏洩3人組”のみ

  2. 2

    国民民主党はやっぱり与党補完勢力だった! 企業・団体献金「存続」で自民党に塩を送る罪深さ

  3. 3

    あす旧統一教会に解散命令か? N国党に急接近の不気味、タダでは転ばない悪あがき

  4. 4

    国民民主党「パワハラ問題」ウヤムヤ決着狙いミエミエ…玉木代表が被害者に言い放った“隠蔽圧力”発言

  5. 5

    兵庫県・斎藤知事パラハラ認定にも無敵の“居座り” 「公務多忙」理由に第三者委報告書にコメントしない厚顔

  1. 6

    茨城県知事の異常な県政を朝日も毎日も報じない不思議…職員13人が自殺?重大事件じゃないか!

  2. 7

    自民党の商品券配布「原資は官房機密費」は33年前からの慣習か…過去の暴露資料に“痕跡”残る

  3. 8

    斎藤元彦知事パワハラ認めてもお咎めナシ…鉄面皮“居直り作戦”にも兵庫県議会の動きが鈍いワケ

  4. 9

    玉木代表が描く国民民主パワハラ問題の“火消しスケジュール” 真相究明より参院選への影響最小化を優先

  5. 10

    米トランプ自動車25%追加関税は日米貿易協定違反では? ちゃぶ台返しで日本一人負けのトホホ

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  2. 2

    阪神・西勇輝いよいよ崖っぷち…ベテランの矜持すら見せられず大炎上に藤川監督は強権発動

  3. 3

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  4. 4

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  5. 5

    阪神・藤川監督が酔っぱらって口を衝いた打倒巨人「怪気炎」→掲載自粛要請で幻に

  1. 6

    巨人・小林誠司に“再婚相手”見つかった? 阿部監督が思い描く「田中将大復活」への青写真

  2. 7

    早実初等部が慶応幼稚舎に太刀打ちできない「伝統」以外の決定的な差

  3. 8

    「夢の超特急」計画の裏で住民困惑…愛知県春日井市で田んぼ・池・井戸が突然枯れた!

  4. 9

    フジテレビを救うのは経歴ピカピカの社外取締役ではなく“営業の猛者”と呼ばれる女性プロパーか?

  5. 10

    阪神からの戦力外通告「全内幕」…四方八方から《辞めた方が身のためや》と現役続行を反対された