狭まる「進次郎包囲網」…総裁選での菅前首相“存在感誇示”に自民党内から反発と落胆
兵庫パワハラ知事も飛び火か
さらに、進次郎の足を引っ張りそうなのが、兵庫のパワハラ知事だ。斎藤元彦知事(46)が自民・維新の推薦で初当選したのは菅政権時で、維新とのパイプをつないだのは菅だとみられているのだ。斎藤は元総務官僚で、総務省は“菅の天領”と呼ばれる。
「斎藤知事が『スガ印』だとなれば、総裁選に飛び火する可能性がある」(自民党関係者)
「小泉劇場」再来を狙う進次郎陣営は、SNSを含めた世論対策にことのほか熱心で、大手メディアもそれに乗せられているが、一方で「選対はバラバラで統率が取れていない」(前出の菅に近い関係者)とも。
「菅さんが街頭に出たのは存在感を誇示するためだろう。菅さんは敵が明確になればなるほどムキになるタイプだが、それが逆効果になることも。都知事選や横浜市長選での敗北がそうだった」(政界関係者)
この先、進次郎には鬼門の討論会が待ち受ける。
進次郎の失速は意外に早いかもしれない。
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どこが「刷新感」なのか。“生臭い”面々の存在が浮き彫りなる自民党総裁選について●関連記事『【もっと読む】自民党総裁選で蠢動する“生臭い”顔ぶれ…甘利、萩生田、菅が「復権作戦」を醜悪展開』でも詳報している。