N党立花氏に百条委データを提供した維新・増山県議は会見で何を語る?…非公開に賛成しながら「県民に正しい判断を」の意味不明
「闇」はどこまで深いのか。
昨年の兵庫県知事選を巡り、「日本維新の会」の3県議が、再選した斎藤元彦知事(47)の支援を目的に立候補した政治団体「NHKから国民を守る党」の立花孝志党首(57)に真偽不明の情報を提供したり、斎藤氏のパワハラ疑惑告発文書問題などを調べる県議会調査特別委員会(百条委)秘密会の音声データを提供したりしていた問題。
立花氏と接触していたことを認めたのは岸口実(60)、増山誠(46)=ともに百条委員を辞職=と、白井孝明(41)の3県議。23日に神戸市内で会見を開いて動機や経緯を明らかにするという。
とりわけ注目は増山氏だろう。百条委は2024年10月下旬、斎藤県政が地元の信用金庫への補助金を増額し、プロ野球阪神・オリックスの優勝パレードの寄付として還流させていた疑惑などを調査するため、県職員らを対象にした証人尋問を実施。知事選への影響を配慮して非公開としたのだが、増山氏はこの時の音声データを約1週間後に立花氏に流していたという。
増山氏はデータ提供について、「多くの事実をより広く県民の方に提供しなければならないと思った」「メディアに情報を出しても握りつぶされると思った」などと釈明していたのだが、この説明は極めて不可解だ。