これぞ下劣な維新クオリティー…百条委メンバーの兵庫県議2人が「誹謗中傷」に関与も「除名にあたらない」と幹事長
新年度予算案で少数与党の石破政権を“サポート”する見返りに、不人気な大阪・関西万博の全面支援──。「ゆ党」らしい打算の政治でちゃっかりの日本維新の会だが、足元はガタガタだ。
昨年11月の兵庫県知事選を巡り、誹謗中傷の一因となった情報に同党の兵庫県議2人が関与していた一件。党として今週末にも調査結果をまとめ会見する方向だが、あまりの酷さに党も追い込まれている。
問題の2人は、斎藤元彦知事の疑惑を調べる百条委員会メンバーで維新所属の岸口実県議(60)と増山誠県議(46)。
岸口県議は、知事の疑惑を告発後に亡くなった元県民局長の私的情報が含まれる文書を「NHKから国民を守る党」の立花孝志党首に渡し、立花氏はこの文書を根拠に、先月亡くなった竹内英明前県議を批判していた。増山県議は、百条委の録音データを立花氏に提供したのは自分だと認めた。
2人は百条委の委員を辞職したが、そんな程度で許されるのか。維新の岩谷良平幹事長は「除名に当たるような大きな違法行為ではない」と言ったが、倫理的にも議員辞職モノだろう。