シリーズ「昭和の亡霊・7つの戦時用語」(38)隣組の誕生とともに急速に進んだ天皇の神格化

天皇の神格化が急速に進むのは、昭和12(1937)年ごろからである。小学校では御真影を奉護するための奉安殿が設置されていく。さらにこの年5月には文部省から、「国体の本義」という冊子が刊行されている。日本人は誰もが一身を賭しても天皇に忠で奉仕しなければならない。その上で「世界無比…
この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。
(残り972文字/全文1,113文字)
【ログインしていただくと記事中の広告が非表示になります】