フジテレビのドンが退任でも…東京都の“日枝案件”巨大噴水を小池都政が強行するワケ
「中止」観測も流れたが…
問題だらけの巨大噴水だが、日枝氏という“重し”がなくなったいま、「小池知事は中止、計画変更を打ち出すのでは」(都政関係者)との見方もある。
「一連の問題を受けて、都とフジテレビが今秋に共催する予定だった国際芸術祭『東京お台場トリエンナーレ2025』の中止が決まっています。フジテレビ社屋を会場とする芸術祭は噴水とセットとされ、『芸術祭が中止なら噴水も中止か』と目されているのです」(同前)
果たしてどうなのか。まちづくり協議会に質問すると、こう答えた。
「我々としては、中止や変更を提言する予定はない。理事長も日枝氏に続けてもらう意向だ」(事務局担当者)
都に問い合わせると、こう回答した。
「協議会の総意として噴水整備の要望を頂いている。日枝氏個人の人事によって中止、変更することはない」(港湾局)
前出の都政関係者が言う。
「日枝さんの退任で中止、変更しようものなら“日枝案件”であることを認めるようなもの。小池知事はあらゆる雑音に耳をふさいで計画を強行する気でしょう」