浅草の資産家夫婦が4歳次女を「毒殺」の衝撃…過去には両親と姉が相次いで不審死
ゴミ屋敷で家事・育児放棄
もともと健一容疑者の父親がホテルを開業し、2002年に賃貸マンションを建てた。18年6月、家業を手伝っていた健一容疑者がホソヤ産業の代表取締役に就任すると、4日後に父親が死亡。7月、志保容疑者が取締役に就任した。その5カ月前には母親が亡くなり、同4月には41歳だった姉が薬物中毒のような症状で不審死を遂げている。わずか半年の間に、両親と姉が立て続けにこの世を去った。
「健一は以前、家族で千葉県流山市に住んでいました。台東区に引っ越してきたのは、次女が生まれる2年3カ月前の16年10月です。その際、流山市から台東区に、長男と長女に対して夫婦げんかによる心理的虐待があるという情報が寄せられていた。実際、19年には自宅で夫婦が激しく罵り合い、錯乱状態に陥った志保がマンションのベランダで衣服に火をつけ、ボヤ騒ぎを起こした。この頃から心理的虐待の疑いがあると判断され、児相が美輝ちゃんを含む子ども3人を1年ほど保護していました」(捜査事情通)
美輝ちゃんの死後、10歳の長男と8歳の長女は再び児相に引き取られていることから、子ども3人が夫婦による虐待のターゲットになっていた可能性もある。
「奥さんはいつもすっぴんで髪の毛はバサバサです。浴槽が壊れているそうで、子どもを風呂にも入れず、ほったらかし状態だった。子どもはいつも同じ服を着ていて不潔な印象でした。荷物が片付けられておらず、家の中はグチャグチャ。エレベーター付近まで物があふれ返っていた。インターホンも故障していて、『ノックして下さい』と書かれていました。家事も育児も放棄していた」(近隣住民)
資産家一家で何が起きていたのか。