“ひねり王子”の大活躍で尻に火がついた内村航平
31日、体操の全日本団体選手権(11月2、3日)の公式練習が千葉市内で行われた。世界選手権で個人総合4連覇を達成した内村航平(24)だが、疲れたなんて言ってられない。。
その世界選手権では、史上最年少で初代表に選ばれた17歳の新鋭・白井健三が床運動で金メダルに輝くなど大活躍。内村も気持ち悪いと絶句するほどのひねり技が得意で、跳馬で「伸身ユルチェンコ3回ひねり」を決めるなど、一挙に3つの新技が「シライ」と命名された。とはいえ、「伸身ユルチェンコ3回ひねり」は内村が10年の全日本団体種目別選手権ですでに成功させていた技。命名する条件である五輪や国際大会でなかったため、「ウチムラ」は幻となっていた。それだけに、注目度も名前も取られた今の内村にとってみれば、白井の存在は面白くない。
内村は全日本選手権では、「団体優勝したい。全種目に出るつもりでいる」と目標を語った。若きひねり王子が刺激になっているのは間違いない。