サイ・ヤング賞 ダル2位、岩隈3位で年俸どうなる?
<M・シャーザーが受賞>
日本人先発投手にバブルが到来しそうだ。
最も活躍した投手に贈られるサイ・ヤング賞が13日(日本時間14日)に発表され、タイガースのマックス・シャーザー(29)が選ばれた。シャーザーは32試合に登板し、21勝3敗、防御率2.90。サイ・ヤング賞は全米野球記者協会(BBWAA)会員の投票(5人連記方式、1位7点、2位4点、3位3点、4位2点、5位1点)で決まる。シャーザーは投票した30人のうち28人から1位票を集め合計203点だった。
最終候補に残っていたレンジャーズ・ダルビッシュ有(27=13勝9敗、防御率2.83)は2位、マリナーズ・岩隈久志(32=14勝6敗、防御率2.66)は3位だった。日本人投手に1位票は入らず、ダルは93点、岩隈は73点。今季途中から守護神を務めたレッドソックス・上原浩治(38)は10点を獲得し7位に入った。
今回は投手として最高の栄誉を逃したとはいえ、最終候補の3人に残ったのはダルと岩隈を他球団のエース以上と認めた証しだ。メジャー各球団ともエースを最大限に評価しており、低予算で運営するチームでも年俸は10億円を下らない。今季、球宴にも選出されたダルと岩隈の今後の働き次第では年俸20億円も決して夢ではない。