中日・落合GM 小笠原の「再生」に自信満々の根拠は?
落合GMは昨年、中日―巨人戦でテレビ解説をしていた際、「軸足の左ヒザが天井を向いている」と独特の言葉で小笠原の欠点を指摘していた。本当に“弟子”は輝きを取り戻せるのか。
「小笠原が活躍するには、彼の代名詞であるフルスイングを捨て、コンパクトな振りでジャストミートを心がけることです」と、評論家の山崎裕之氏が指摘する。
「落合GMが<左ヒザが天井を向いている>と言ったのは、体の軸がブレ、上半身と下半身のバランスが悪くなっていることを指摘したのでしょう。40歳になって動体視力の衰えも出るし、体の軸がブレて、目線もブレるからミートする確率が極端に落ち、ボールの見極めもできていなかった。聞けば性格は頑固で、飛ばないボールになってもフルスイングにこだわり、打ち方を変えなかったそうだ。巨人コーチでは実績のある小笠原には何も言えなかっただろうが、師匠と慕う落合GMの言うことなら聞くだろう。もともと下半身は強い。力を抜いてフルスイングを捨てる。これに尽きると思う」
小笠原は、日ハム時代のトレードマークだった口ヒゲの復活を示唆した。見た目だけじゃなく、成績も様変わりしてほしい。