最悪総スカンも…マー君が覚えるべきメジャー「暗黙のルール」
メジャーリーグには「アンリトン・ルール」と呼ばれるものがある。明文化されていない暗黙のルールのことだ。
投手なら三振を奪ったり、スリーアウトを取ったりした直後の派手なガッツポーズ。カウント3ボール0ストライクからの変化球。回の途中で降板して、そのイニングが終わる前にロッカールームに引っ込むことなどはやっちゃいけない。ピンチで打者を空振り三振に打ち取って、「ヨッシャー!」なんて雄たけびを上げながらのガッツポーズなど論外だ。
このオフ、メジャー移籍する田中将大(25)はマウンド上で感情を前面に出すタイプだけに要注意。仮にアンリトン・ルールを破った場合、投手が打席に入るナ・リーグなら自身がぶつけられるし、ア・リーグの投手であれば味方野手が故意死球を食らう。
アンリトン・ルールの存在は広く知られているし、メジャーに関する書籍やネットにも出ているから、日本人選手の多くは頭にたたき込んでから海を渡る。それなりに対応もしているが、やっかいなのは一般的でないルールだ。
レンジャーズのダルビッシュ(27)はメジャー1年目の一昨年、これを知らないばかりにナインから浮いてしまったともっぱらだ。