すでに猛練習開始? 沙羅が気になる「サラ」の回復具合
女子ジャンプ高梨沙羅(17)の最大のライバルといわれるサラ・ヘンドリクソン(19=アメリカ)は、昨年8月の練習中に右ヒザ前十字靭帯を負傷。同月末の手術は成功したものの、競技再開のメドは立っていないため、周囲からは「ソチ五輪出場は難しいんじゃないか」といわれていた。
ところが本人は、周囲の不安をよそに準備万端だという。ヘンドリクソンの母国・米国のスキー関係者が、「本人はぶっつけ本番でソチに出場するだけでなく、高梨から金メダルを奪取するつもりでいる」というのだ。
AP通信でも12月末の特集記事内で「ソチ五輪出場は私の夢。絶対に出たいし、そのための練習も積んでいる」と話していた本人。強気の裏には何があるのか。
■“秘策”を徹底練習
前出の関係者がヘンドリクソンの“秘策”を明かす。
「もともと、体調がベストなら飛距離に大きな差がない2人です。そこで、サラは高梨が苦手とする着地姿勢(テレマーク)の精度を上げるための練習を徹底して行っています。右ヒザ手術による実戦不足や体力不足が一部メディアから指摘されていますが、基本的にジャンプは、風向きや助走スピード、踏み切りのタイミング、着地が重要。実戦感覚や体力はそれほど関係ない。本人もそれが分かっているから、着地を完璧にして『打倒高梨』に燃えているのです」