新庄、城島を凌ぐ背筋力 阪神ドラ4梅野はひさびさの「打てる捕手」
今の阪神なら、むしろチャンスかもしれない。9日にスタートした阪神の新人合同自主トレ。周囲を驚かせたのがドラフト4位の捕手・梅野隆太郎(22・福岡大)だった。体力測定で背筋力224キロをマーク。
阪神に在籍していた新庄剛志や城島健司が新人の年に記録した220キロを上回る、破格の数値だ。
背筋力が高ければプロですぐに成功するとは限らないが、梅野は二塁送球1.70秒、遠投115メートルの強肩に加えて、大学通算25本塁打という打撃も魅力だ。
大学代表では4番主将を務めたほどで、背筋力の高さが「強肩強打」の源になっていることは間違いない。
和田監督も梅野に惚れ込んだのか、合同自主トレを視察した際に一軍キャンプスタートを示唆した。
■「古女房」たちを蹴散らかす可能性も
むろん、今年は出番が限られるだろう。阪神の捕手陣は、藤井(37)、日高(36)、清水(29)に加え、このオフにDeNAから鶴岡(36)も加入。新人にとっては厳しい状況だ。