巨人ドラ1小林捕手に「菅野専属」「土曜デーゲーム先発」プラン
新人で唯一、一軍キャンプスタートが決まっている巨人のドラフト1位・小林誠司捕手(24=日本生命)。「ポスト阿部」の期待は大きいが、日本一捕手の壁は高い。
川口投手総合コーチは「即戦力じゃないし、実松との2番手捕手争い。もちろん打てればレギュラーもあるけど」と現実的なことを話しつつ、「土曜日のデーゲーム先発」構想もブチ上げている。
捕手はどこよりも経験が必要とされるポジション。ベンチに座っている第2捕手では育成もクソもない。
だから、金曜日のナイターからデーゲームという流れが多い土曜日の先発を新人に任せ、正捕手の阿部の負担を減らそうというプランだ。コンビを組む投手は同い年の菅野が浮上。さるチーム関係者がこう言う。
「2人は大学ジャパン時代からの仲で、菅野は『昔からの友達』と言っている。右も左も分からない小林に、いつかバッテリーを組もう、と励ましているようです。新人合同自主トレ中の小林の休日に自身の車でドライブに誘うなど、『平成元年会』コンビは仲がいいんです。もし小林が週1で先発するなら、投手は菅野がいいという声がチーム内にある。菅野はまだ2年目だけど、制球力抜群で自分で投球を組み立てられるタイプ。変化球の球種も豊富で、小林からすればリードを考え、学ぶにもうってつけ。小林が気兼ねせずに勉強できる投手といえますから」
小林は菅野という主力投手を援軍に、阿部に宣戦布告することになる。