嶋のサインにもNO 楽天・松井裕が初陣で見せた「聞き流し力」

公開日: 更新日:

「パーフェクト? いい言葉だねえ」
 星野監督も思わず目尻を下げた。

 23日、楽天の高卒ルーキー松井裕樹(18=桐光学園)が巨人とのオープン戦に先発。プロ初実戦ながら、坂本や長野、村田ら巨人の主力を相手に堂々の投球を披露し、2イニングを無安打2三振。右打者の膝元に食い込む得意のスライダーを効果的に使い、ひとりの走者も許さなかった。

 これには指揮官も、いくら褒めても褒め足りないと言わんばかりに絶賛。

「ここまでいいピッチングをするとは思ってなかった。四球の1つや2つ出すだろうと思ってたけど。追い込んでのスライダーはプロでも手を出す。どれだけうまく追い込めるかだろうね。課題? 課題はない!打たれてもどんどん前に出る姿勢を出せばいいんだよ。今後は3、4、5イニングと、徐々に引っ張っていこうと思っている」

 当の松井裕は「まだまだ直球や変化球も甘い。短いイニングだし、(巨人打線も自分を)初めて見るのでたまたまです」と謙遜しつつ、「(今日は)楽しかった。次回も無失点を続けられればいいと思う」と言ってのけた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動