制球に苦しむ楽天・松井裕樹 フォーム意識で球威もピンチ
18日、2日ぶりにブルペン入りした楽天の松井裕樹(18)。佐藤投手コーチの見守る中、60球を投げてストライクはわずか25球。「今日はバランスが良くなかった」と話した。
もっとも高校時代から「行く先はボールに聞いてくれ」というタイプ。驚くには当たらない。他球団のスコアラーは「問題は球威です」とこう話す。
「気になるのが、佐藤投手コーチのフォーム修正。踏み出した右足を突っ張らず、しっかりと体重移動する投げ方を極端なまでに指導していたのは最初だけ。それ以降は高校時代と同じフォームで投げているが、体重移動のことはたびたび指摘されているようだ。佐藤コーチからすれば、フォームの影響でケガをしないように指導しているんだと思う。ただ、松井も体重移動を意識しすぎてか悩んでいるフシもある。それまでは良かったのに突然、球威のないボールが続くこともブルペンでは珍しくない」
投球術もない、制球と球威も安定しないでは一軍どうこう以前の話。心配だ。