引退への片道切符になりそうなソフトバンク松中の2軍落ち
ひっそり引退することになりそうだ。
26日、ソフトバンクの松中信彦(40)が二軍キャンプに降格。25日に腰の張りを訴えて早退し、韓国・斗山との練習試合を欠場していた。
「前のクールで張り切りすぎた」
と話し、二軍落ちも「3、4日(一軍を)離れて万全に戻したい」(小川ヘッドコーチ)との配慮だが、いくら体調が万全になったところで一軍に松中の居場所はない。
ソフトバンクはオフにオリックスから李大浩を獲得。一塁とDHでポジションがかぶる上に、昨季ブレークした7年目中村や売り出し中の4年目柳田らも虎視眈々(たんたん)とこのポジションを狙っている。まして、昨季は代打中心の起用法に不満を抱き、交流戦優勝のセレモニーをボイコット。激怒した秋山監督から即座に二軍落ちを命じられた。いくら松中がホークス一筋の功労者とはいえ、満身創痍(そうい)の上にチームの和を乱すベテランが開幕後も一軍でチャンスを与えられる可能性はゼロに等しい。
肉体的にもすでに限界。ホークスで同僚だった城島は、12年に阪神の二軍で引退した。犬猿の仲だった両者が、どうやら同じ末路をたどることになりそうだ。