全柔連が国体改革へ本腰も東京五輪には強化間に合わず?
当然、各都道府県によって選手のレベル差は歴然としており、30秒ともたずに勝敗が決するのは珍しくなかった。限られた選手しか出場できない少年、特に高校生の強化につながらない弊害があったのだ。
会見した全柔連の近石康宏専務理事は「6年後(東京五輪)を見据えて、高校生を強化するためにも、国体の種別(成年、少年)参加制限の変更は必要」としたが、実施については「2年先かな」とトーンダウン。
ロンドン五輪では男子が史上初の金メダルなし。東京五輪に向けた選手の強化、育成は急務だ。警察特権にメスを入れられないようでは、お家芸の復権など期待できない。