初登板を境に一変…マー君に“すり寄り”始めたヤ軍ナイン
オープン戦初登板で2回無失点、上々のスタートを切ったヤンキース・田中将大(25)に対するナインの反応が徐々に変わってきた。
なにしろメジャーで一球も投げていないのに160億円も手に入れた投手だ。キャンプ開始当初は周囲に嫉妬や羨望が渦巻いていた。田中が話をするのも日本人投手の黒田くらい。どちらかといえば、よそよそしかったナインの対応が、初登板を境にガラリと変わった。
■「どういう人間か知りたい」
中でも露骨なのは捕手陣だ。
本来なら田中の女房役はチームの正妻のマッキャン(30)が務める。長年ブレーブスの正捕手として活躍、打っても6年連続20本塁打をマークしているスラッガーだ。
とはいえ、メジャーのバッテリーは相性を重視する。通常マスクをかぶるのは正捕手のマッキャンでも、田中の結果次第で他の捕手にもバッテリーを組むチャンスが残されている。そんな状況に目の色を変えているのがキャンプ当初からブルペンで田中の球を受けることが多い2番手捕手のセルベリ(28)だ。