どんなに打とうが関係なし イチローの去就はライバル次第

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 ヤンキース・イチロー(40)のトレード話が、相変わらず米メディアを賑わせている。

 昨年末からイチローの放出については、ヤンキースの地元ニューヨークメディアにたびたび報じられてきた通り。そして9日(日本時間10日)には米スポーツ専門局「ESPN」までもが、フィリーズに移籍する可能性を示唆した。

 現在、ヤンキースの外野陣はオフにレッドソックスから加入したエルズベリーを筆頭に、カージナルスから3年約45億円で加入したベルトラン、先月末に4年約52億円でチームと契約延長したガードナーで確定。ジラルディ監督もこの3人を今季レギュラーで起用していくと明言している。メジャーでの実績は十分ながら「控え扱い」のイチローに、トレード話が浮上するのは当然の流れだろう。

 しかし、チームの編成権を握るキャッシュマンGMの胸中はといえば、どうやら周囲の考えとは異なる。今すぐイチローをトレードに出す気はサラサラないというのだ。

■ライバルはインフルで調整遅れ

「キャッシュマンがイチローのトレードに踏み切れないのは、もうひとりの外野手、ソリアーノの力量を見極めているからなんです。ソリアーノにメドが立てば、すぐにでもイチローを放出して、手薄といわれる中継ぎを獲得するようです」と、米メジャー関係者がこう言った。

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