身内からも限界説…キレがない巨人・杉内は“ただの人”

公開日: 更新日:

「彼の調子の良し悪しを判断するのは簡単です。真っすぐで空振り、ファウルを取れるときは、手も足も出ない。それが、前に飛ぶときはチャンスがある。昨季から、明らかに空振りとファウルが減ったでしょ。スピードじゃなくて、キレがないんです。調子の問題なのか、年齢からくる衰えなのか…。今年も苦労するんじゃないですかね」

 12日のロッテ戦。ネット裏の某球団スコアラーがそう語った直後、マウンド上の巨人杉内俊哉(33)がいきなり、先頭打者の荻野に外角の真っすぐを左翼スタンドに運ばれた。

「ほら、ね?」

 ニンマリするスコアラーの前で杉内は、三回にも先頭の里崎に被弾。バックスクリーンに運ばれたこの1球もまた、外角の直球だった。

■原監督も持って回った言い回し

 結局、5回を投げて被安打6の4失点。代名詞の三振はわずかに1だった。試合後の原監督は、「決して褒められた内容ではないね。まあ、5イニング投げたということで、投げて反省点、修正点が出たということを理解するのであれば、良かったということになるでしょう」と持って回った言い方で報道陣をかわすのが精いっぱいだった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動