中堅はレギュラー不在 早くも聞こえる巨人の外野「補強候補」
■原監督の好みは三拍子揃うタイプ
球団関係者は「今季中のトレード、オフのFAも含めて補強ポイントのひとつは外野手になる」と言う。
まずはオリックスの糸井嘉男(32)。現在、右脇腹痛で森脇監督をヤキモキさせているものの、5年連続で打率3割とゴールデングラブ賞を獲得している球界を代表する大型外野手。国内FA権取得は順調なら16年になるが、さる球界関係者はこう言う。
「日本ハム時代にポスティングシステムでのメジャー移籍を訴えてオリックスにトレードされたように、球団としては扱いにくい選手。それなりの大物選手となるだろうが、交換要員次第では、オリックスが大型トレードに応じる可能性はあるようです」
巨人がもうひとり注目する外野手は西武の栗山巧(30)。国内FA権は昨年取得済み。今年で2年契約が切れることもあり、条件は揃っている。08年に最多安打のタイトルを獲得するなど、西武からFA入団した片岡同様、原監督が好きな三拍子揃ったタイプでもある。
この大物2人をターゲットに、いつものように巨人が大型補強に動くかどうかは、急造の藤村や若手外野手次第。彼らの力を考えれば、現時点でその可能性は否定できない。