やっと一軍デビューも…阪神の“ゴメス問題”はいまだ未解決
「まだわからんけどな……」
阪神の新助っ人マウロ・ゴメス(29=ナショナルズ3A)の打撃を見て、ヤクルト関係者がこう言った。
右ひざ裏痛で調整が遅れていたゴメスは、18日のヤクルトとの練習試合で一軍デビュー。打撃練習では前日同様、鋭い打球をポンポンとスタンドに放り込み、右方向へも長打を連発。ところが、「4番・一塁」で先発出場すると、三塁と遊撃への内野安打に遊ゴロ。3打席でヒット2本も「らしさ」は見えなかった。
■好調の新井はベンチか?
前出の関係者が言う。
「昨年はマイナーとはいえ29本(塁打)だろ。確かにパワーはある。練習での、あの打球を見たら調整遅れでも4番で使いたくなるよね。フォームに癖はないし、引っ張り専門でもない。実戦が少ないからタイミング取りに苦労しているようだけど、変化球に対応できればかなり打つかもしれんね。それにしても、大きなお世話といわれそうだが、新井貴のことが気になるね。ゴメスが結果を残さないまま『4番・一塁』で開幕スタメンに入れば、オープン戦好調の新井はおそらくベンチ。腐るだろうね」