辛口メディアも絶賛のミラン本田 チーム内での“本当の評判”
日本代表MF本田圭佑(27)が、ようやくセリエAで本領を発揮するようになった。日本時間27日のフィオレンティーナ戦に先発フル出場。公式戦6試合ぶりの白星ゲットの原動力となった。
2列目右サイドで先発した本田は3分、左サイドからのパスを相手ゴール前で空振り、絶好の先制機を逃したが、その後は攻守にわたってアグレッシブにプレー。すると辛口自慢の地元メディアも「味方とのコンビネーションが取れないという魔法から解放された」(ガゼッタ・デロ・スポルト)、「後半になると攻撃への転換がすべてホンダからスタートした」(コリエレ・デロ・スポルト)、「試合の中で融合した。美しくて最高のホンダだった」(7ゴールドTV)と高評価だ。
■セードルフ監督やカカからも信頼
現地在住のスポーツライターが「いまだにネガティブな報道を続けているのは日本だけです」と、こう続ける。
「フィオレンティーナ戦後、1ゴール1アシストのFWバロテッリが本田に『パスを出してくれたら流れの中でゴールを決められた』と注文を付けると、日本メディアは<本田が怒られた>と報じ、バロテッリがFKを蹴ると<FK特権剥奪>と大げさに書き立てた。しかし、実際のバロテッリは公式インタビューで<チームは団結している>と断言しています。本田に対する信頼感が薄れていると報じられているセードルフ監督も、<日本(のメディアやファンたち)はホンダに疑問を抱いてはいけない>と明言しています。ミランの中で本田の存在感は、確実にアップしているのです」