今なら支障なし イチロー「敗戦処理投手」起用の仰天プラン

公開日: 更新日:

 ヤンキース・イチローが、ベンチで戦況を見守り続けた。

 1日(日本時間2日)、アストロズとの開幕戦でスタメン落ち。結局出場機会はめぐってこなかった。イチローが開幕オーダーから外れたのは、胃潰瘍で故障者リスト(DL)入りした09年以外では初めてのことだ。イチローは試合後、「今日の展開では、(途中出場は)なかなかないでしょう」と話したという。

 今季はすでに外野の控えとしてベンチを温めることが決まっており、代走や守備固めでの待機を強いられる。外野の布陣は万全なだけに、昨季以上に出場機会が減るだろう。

 金満のヤンキースでも、年俸6億5000万円のベテランを黙ってベンチに置いておくはずがない。

■今シーズンは投手起用も

 イチローの役割は守備固め、代走に限らない。実は投手としての才能もある。

 メジャーでは大差でリードされると、リリーフ陣をムダ遣いしないために、野手をマウンドに送る。イチローは球威も制球力も持ち合わせているから、マリナーズ時代は歴代の監督がファンサービスも兼ね、地肩の強いイチローのリリーフ起用を検討したものだ。ただ、当時のイチローは全盛期だったため、GMの許可が下りず、実現しなかった。

 安打製造機といわれたのは今や昔。すでに連続200安打の記録は途絶えており、控え野手のイチローをマウンドに送ることには、何の支障もない。

 今季は、マー君だけでなく、イチローの初マウンドも話題を呼びそうだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動