連日の2ケタ被安打…阪神“投壊”で中村GMに強まる批判
一軍には藤井、清水、梅野の3捕手がいる。藤井が8試合に出場しているがスタメンを外れる試合もあり、正捕手は不在の状況。しかも二軍には、11年オフにFAで獲得した日高、久保のFA移籍でDeNAから人的補償で獲得した鶴岡が眠っている。
「捕手がコロコロ入れ替わると、投手は迷いが出るし、捕手が投手に対して主導権を握れない。正捕手不在のチームに強いチームはない」(福間氏)
昨オフの補強失敗が大きく響いている。阪神は抑えの呉昇桓を獲得した一方で、先発要員の久保、スタンリッジが他球団に流出。しかも、投手補強のチャンスだったDeNAへの人的補償で、なぜか捕手の鶴岡を獲得するなど、先発投手には手をつけなかった。開幕するや投手がボロボロで呉は宝の持ち腐れ。捕手は余っている。
「で、中村GMは投手がボロボロになった段で慌てて渡米する始末です」
と、関西のマスコミ関係者がアキれ顔で言う。
「あんなのはファンとマスコミ向けのアピールや。外国人枠が4つ埋まっているのに、何しに行っとるねん(苦笑い)。そんなことしてる間があったら、オープン戦で好投した育成の伊藤和を支配下登録するのが先決。でも、オフに育成契約に“降格”させたばかりの伊藤をすぐに支配下にしたらメンツが潰れるから、躊躇(ちゆうちよ)している。頑張った選手が報われず、フロントが選手を駄目にしているんです」
中村GMはアメリカでとびっきりの“秘密兵器”を探してくるしかない。