ロッテ“アジャ”井上が本音を激白 「開幕後はガチガチで…」
オープン戦はすごかった。打率.435、2本塁打で首位打者。ドラフト制導入後、ルーキーの打率1位は史上初のことだった。伊東監督は迷わず、開幕4番に抜擢。だが、いざ本番が始まったら、ここまで6試合で3安打の打率.167である。6日の日本ハム戦も2打数無安打に終わった「アジャ」こと井上晴哉(24)を直撃した。
――オープン戦で絶好調だったのに急に打てなくなった原因は?
「一番は自分の気持ちの問題だと思います。一言で言えば、緊張、プレッシャーですね。(2試合で4番に座った)開幕3連戦は緊張しっぱなし。自分が何をやっているのかわからないくらいでした」
――失礼ながら、重圧を感じるような風貌、性格には……。
「ボクもそうだと思っていましたよ(笑い)。実際、開幕前日まで全く緊張感がなくて、自分でも不思議なくらいリラックスしてました。でも、開幕戦当日になって急に緊張感がわいてきまして。朝起きて、新聞に『アジャ、開幕4番!』って自分のことが書いてあるのを見て、よしやるぞ、と思ったのはいいんですけど、『オレが4番か。4番が打たないと』と自分自身でプレッシャーもかけてしまった。徐々に体が硬くなってきて、昼すぎに宿舎でユニホームに着替える頃にはもうガチガチ。今だから言いますけど、球場に向かうバスの中ではもうアタマの中が真っ白でした」