なぜ? ロッテ伊東監督 期待の新人「アジャ」に取材禁止令
ロッテ伊東監督がチーム一の人気者になりつつある新人、「アジャ」こと井上晴哉(24=日本生命)の露出に「待った」をかけ始めている。
井上はロッテ入団直後から、体重110キロを超える巨体に女子プロレスラーのアジャ・コング似という風貌、天真爛漫な人柄もあって一気にブレーク。伊東監督も面白がって、自ら率先して井上をメディアに売り込むこともあった。
そんな指揮官がここにきて一転、「ちょっと(メディアに)出過ぎ、取り上げられ過ぎ」とトーンダウン。「シーズンに入って結果を出してからでも(売り出しは)十分できる」と言い出したのだ。どういうことか。
「野球以外のバラエティーなどのオファーが増えすぎて有頂天にならないようにする意味合いもあるのですが、やはり一番は監督の見る目が変わってきたということ」と球団関係者が続ける。
■営業的には打撃だが…
「そもそもアジャはドラフトの順位(5位)でも分かるように、入団当初からそれほど期待されておらず、『うまくいけば使えるかも』という程度の存在だった。だから、当初は監督も話題先行で売り込むことに賛成だった。ところが、キャンプからオープン戦と進むにつれ、広角に打ち分ける非凡な打撃センスを見せ始め、現在(13日時点)でも打率5割を誇るなど予想外の活躍を見せている。伊東監督がアジャを“本物”として見始めたのです」