“一発病”抱える巨人・杉内 「飛び過ぎるボール」で被弾増?

公開日: 更新日:

■「杉内さんの球は当たれば飛ぶ」

 とはいえ、巨人の投手だって大変だ。先発陣で勝っているのは開幕から3連勝中の菅野、大竹とセドンが1勝ずつ。昨季絶対的セットアッパーだったマシソンは6試合で防御率10.80と苦しんでいる。いくら打線が援護してくれても、防御率が跳ね上がってしまう投手にとっては死活問題。そんな中、一番冷や汗をかいていたのが杉内ではなかったか。

 過去に3度、最多奪三振のタイトルを獲得しているだけに、ドクターKのイメージがあるが、実は被本塁打の数もそれなりにある。通算142本は現役10位。ボールが飛ぶようになった昨季も19本でリーグワースト3位。巨人で一番被弾した“一発病”の投手だった。「キレは抜群なんだけど、杉内さんの球は当たれば飛ぶんです」と球質の軽さを指摘する他球団の打者もいる。

 うすうす飛ぶと分かっていても、公式に発表されれば投手はやっぱり意識する。「飛び過ぎるボール」が怖くて、ドキドキしながら投げていたであろう杉内は、広い甲子園で今季初となる手痛い一発を浴びてしまった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動