6冠狙う萩野公介が挑む「公務員ランナー式調整」の吉凶

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 世界ランク1位のスイマーが、複数のメダル取りに向けて本格的に動き出した。

 競泳萩野公介(19・東洋大)が、パンパシフィック選手権(8月、豪州ゴールドコースト)、アジア大会(9月、韓国・仁川)の代表に決まった。両大会とも自由形、バタフライ、個人メドレーで代表入りしただけに、本番でのエントリー次第では6冠達成の可能性がある。

 本人は「日本選手権は積極的に行きながら、力まないレースができた。これまで練習してきたことが、十分に出せた」と成果を口にする一方、個人メドレー4つ目の種目であるクロールでスタミナ不足を痛感、今後は持久力アップに努めるという。これまで通り、泳ぎ込みや高地トレーニングなどは行うものの、萩野は実戦を通じたスタミナ強化を検討している。

■2日間で10種目こなしたことも

 代表選手は今後、6月のジャパンオープン(東京)に出場した後、国内外の合宿を経て海外の2大会に臨む。
 大学生は9月上旬のインカレ(5~7日、横浜)の出場は免除されるが、萩野は6月の欧州グランプリも含め、8月のパンパシまでに最大5大会に出場する可能性もある。実戦の中で調整し、本番に臨むということだ。

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