桐生祥秀が出雲陸上で10秒26…夢の9秒台いつ出る?
簡単に出せる記録ではないことはわかっている。それでも、そろそろ出してもいいんじゃないか。
陸上男子100メートルで日本歴代2位(10秒01)の記録を持つ桐生祥秀(東洋大)が20日、出雲陸上に出場。同種目を10秒26(追い風0.6メートル)で勝った。
予選は10秒33。決勝の目標は10秒2台に設定していたが、「久しぶりに走って、こういう感じだと思い出した。タイムより流れを確認したかった。決勝では修正できた」と語った。
次のレースは29日の織田記念国際(広島)。桐生にとっては思い出の大会だ。昨年の100メートル予選で10秒01を記録。そこから「日本人初の9秒台が狙える男」として注目された。
「直していくところが見つかったので、自己ベストやベスト近くの記録を出す手応えはある」というスプリンター。
織田記念の後は、5月11日のゴールデングランプリ、関東インカレ、世界リレー選手権(バハマ・ナッソー)と、3週にわたって大きな試合が続く。6月初旬には日本選手権もある。
大学1年生の今季は7月の世界ジュニア選手権(米国)と9月のアジア大会(韓国・仁川)の金メダルを狙っているそうだが、ファンが見たいのは、やはり9秒台の走り。今年中に飛び出すのか。