ダル 天敵アスレチックスに粘投も6回8安打3失点で交代
エース右腕としての真価が問われるマウンドだった。
レンジャーズ・ダルビッシュ有(27)が21日(日本時間22日)、敵地オークランドでのアスレチックス戦に先発。6回8安打3失点で3-3と同点の場面で降板し、2勝目はならなかったが、レ軍は八回に勝ち越して4-3で勝利した。
ダルビッシュは同地区のライバル球団であるアスレチックスを極端に苦手としており、過去2年で7試合に登板し1勝6敗、防御率4.30。5試合以上対戦したチームでは唯一、負け越している相手だ。敵地「オー・ドットコー・コロシアム」は鬼門ともいえる球場で、2試合で0勝2敗、防御率9.58と打ち込まれている。
ダルがカモにされた原因のひとつは、データの少なさだ。アスレチックスは低予算で運営しているため、年俸の安い若手主体のチーム。毎年のように主力を放出し、他球団の有望株を獲得するチーム編成を繰り返している。前半戦から低迷し、早々とプレーオフ進出の可能性がなくなれば、7月末のトレード期限までに複数の選手を放出し、シーズン途中にもかかわらず、メンバーがガラリと代わることも珍しくない。