「本田を起用すべき」 釜本邦茂氏がW杯「岡崎1トップ」に異論

公開日: 更新日:

 昨年のコンフェデ杯のブラジル戦だったと記憶している。ザッケローニ監督が、岡崎を初めて1トップで先発させた。正直、機能しなかった。その後、岡崎は定位置の右のサイドアタッカーでプレーしている。

 現在、1トップ候補に1860ミュンヘンの大迫勇也、C大阪の柿谷曜一朗、鳥栖の豊田陽平、フィテッセのハーフナー・マイク選手らの名前が聞こえてくる。誰が適任なのか? ズバリ答えよう。ACミランの本田圭佑選手だ。大きな理由がふたつある。

 まずは「彼はトップ下のタイプではない」。たとえば1トップが左右のスペースに流れてポイントを作った場合、トップ下の選手は相手ゴール前に飛び込んでシュートを放つなどのプレーが要求される。だが、本田は運動量が少なく、スピードにも欠け、そうしたプレーは期待できない。

 1トップとしての本田のストロングポイントは「外国人選手に当たり負けしないフィジカルの強さ」「巧みなボールキープ力」「体勢を崩してもシュートに持っていく強靭さ」が挙げられる。さらにもうひとつ。「シュートを枠内に流し込む技術が高い」。このことも本田の1トップ起用を推奨する根拠である。

(釜本邦茂/元日本代表FW)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動