イチロー復帰初安打 激しさ増す若手との「定位置」争い
故障で欠場が続いていたヤンキースのベテラン外野手が健在ぶりをアピールした。
11日のブルワーズ戦の守備でひざと腰を痛めて休養していたイチロー(40)が18日(日本時間19日)、パイレーツとのダブルヘッダー第2試合に「7番・右翼」で7戦ぶりにスタメン出場。4打数1安打、3三振だった。
四回の第2打席で、相手の先発右腕コールにカウント1-2と追い込まれながら、151キロの直球を振り抜く右前打。本格的な戦列復帰で安打をマークした。
今季は外野の5番手で、守備固めや代走要員としてベンチを温めてきたが、ここにきて正右翼手のベルトランが右ひじを痛めて故障者リスト(DL)入り。ねずみを除去する手術を受ける予定で、20日にも専門医の最終診断を受け、メスを入れれば長期間、戦列を離れる可能性もあるという。
ベルトランに代わって若手のアルモンテ(25)が15日に傘下の3Aから昇格。17日には左翼でスタメン起用され、1号ソロを放つなど、いきなり結果を残した。当面はイチローとアルモンテが併用される見込みだ。